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 残暑厳しい毎日が続いておりますが,会員の皆様にはご健勝にご活躍のことと存じます。

 このたび,日本心理学会第70回大会をお引き受けするにあたり,一言ご挨拶を申し上げます。

 九州大学が主催致しますのは,1978年開催の第42回大会以来,実に28年ぶりであります。できることならキャンパス内で開催する方が,経済的には望ましいと思うのですが,当時に比べると参加者数,発表件数とも倍以上になっており,移転を前にした古い設備の大学キャンパスでは,とてもこの大規模な学会を開催することはできないと考え,市の中心部にある福岡国際会議場をお借りして開催することに致しました。

 今回は特別招待講演5件,シンポジウム20件,小講演31件,ワークショップ117件,ポスター発表1409件,日本心理学諸学会連合との共催シンポジウム1件,認定心理士向けのシンポジウムならびに講演会が予定されています。少し前までは,地方での開催なので発表や参加の申し込みが少ないのではないかと危惧しておりましたが,今は胸をなでおろしています。

 海外からは,記憶研究,なかでも処理水準理論で著名なCraik, F.I.M.先生,錯視を初めとした視知覚研究のWade, N.J.先生,新生児研究のMeltzoff, A.N.先生,空間視,運動視,感性研究でも有名なCutting, J.E.先生を大会準備委員会でお招きすることになっております。

 また,関係各方面のご協力により,「認知考古学」のMithen, S.先生,「不確定志向性理論」で有名なSorrentino,R.先生をお招きしてのシンポジウムや講演,さらに,French,L., Gabbert, F., Hayne, H., Memon, A., Powell, M., Read, D. といった研究者をお招きして目撃記憶に関する国際シンポジウムも開催されます。

 韓国や中国との国境近く,昔から海外との文化交流が盛んであった九州において,国内外から多くの研究者を迎えて第70回大会を開催できますことを準備委員会一同たいへん喜んでおります。

 会場は国内,国際航路の船が出入りする博多湾を一望できるすばらしい場所にあります。議論に疲れたとき,窓の外に目をやれば心を癒してくれることでしょう。懇親会は博多湾の夜景を楽しめるマリエラ号の船上で行います。会員の多くの皆様の御来福を大会準備委員一同心よりお待ちしております。


2006年9月1日

日本心理学会第70回大会準備委員会
委員長 箱 田 裕 司



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